便秘でお悩みの方は多いです。便秘だと自己判断している人の割合は、男性で25%以上、女性で45%以上という調査結果があります。
別記事で超厳選バージョンのご紹介もしていますが、ここではマニアックに詳しく見ていきましょう!
目次
とりあえずおすすめの便秘薬はこちらです
この記事を読んでいる方には「今、お腹が張ってつらい!」という人もいると思うので、説明はあとにして、まずはおすすめ市販薬とその値段を書いておきます。
この中から選ぶ前に、下記の確認をお願いします!
大丈夫でしたか?
ではおすすめの便秘薬はこちらです。テーブルは横スクロールと検索ができます!
使う順番と カテゴリー | 名称 | 特徴 | 1回あたりの最大成分 | 効果がでるまでの時間 | 1回あたりの価格 (2023.5 目安) | 販売サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
1 便を柔らかくする | 酸化マグネシウムE便秘薬 | 5歳以上 就寝前に水で服用 △妊婦 | 酸化マグネシウム2000mg | 8-10時間 | 110円 | リンク |
2 腸を刺激する | ビューラック・ソフト 【セルフメディケーション税制対応】 | 15歳以上 ピコスルファートのみ | ピコスルファートナトリウム水和物 7.5mg | 7-12時間 | 21.6円 | リンク |
2 腸を刺激する | ピコラックス 【セルフメディケーション税制対応】 | 15歳以上 ピコスルファートのみ | ピコスルファートナトリウム水和物 7.5mg | 7-12時間 | 24.4円 | リンク |
3 腸を刺激する | コーラック | 15歳以上 就寝前又は排便期待数時間前 に水で服用 ×制酸薬併用、牛乳 △妊婦 | ビサコジル 10mg | 6-12時間 | 23.3円 | リンク |
3 腸を刺激する | ビタトレール センナ顆粒 | 7歳以上 朝夕内服 ✗授乳、△妊婦 | センナ末 1000mg | 8-10時間 | 23.9円 | リンク |
4 浣腸剤 | イチジク浣腸30 | 12歳以上 △妊婦 シリーズには、少量の製剤で 0歳から使用可能なものもある | グリセリン 15g | ただちに | 83円 | リンク |
解説していきますね。
便秘薬の種類
大きくわけて、3種類があります。
上から順番に使っていくのが良いですが、
残念ながら「セルフメディケーション税制対応」の便秘薬は「ピコスルファート」という成分を含む3種類しかありません。(もう1種類ありましたが販売終了)
便秘薬の多くは「セルフメディケーション税制」の対応品ではありませんので、ご注意ください。
ただし、対応品ではないから薬効が劣るわけではありません。
また、セルフメディケーションにおいては便秘薬を併用しないでください。(処方薬では異なる種類の薬を併用することはあります)
「ひとつの薬が効かず他の薬を試す」のは良いですが、併用することはやめましょう。副作用のリスクが上がります。
セルフメディケーション税制について詳しく知りたい方はこちら
便をやわらかくする薬
便をやわらかくして出しやすくする薬にはこんなものがあります。「慢性便秘症ガイドライン」で最初に使うべきタイプの薬とされています。
このカテゴリーの薬は「セルフメディケーション税制非対応」です。
名称 | 特徴 | 大人の1回あたりの最大成分 | 1日の服用回数 | 1日あたりの最大価格 (2023.5目安) | 販売サイト |
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酸化マグネシウムE便秘薬 | 5歳以上 就寝前に水で服用 △妊婦 | 酸化マグネシウム2000mg | 1 | 110円 | リンク |
コーラックMg | 5歳以上 就寝前に水で服用 △妊婦 | 酸化マグネシウム 1980mg | 1 | 96円 | リンク |
コーラックファイバーplus | 3歳以上 1日3回水で服用 △妊婦 マグネシウム系製剤に食物繊維入り | プランタゴ・オバタ種皮末 1400mg 水酸化マグネシウム 420mg | 3 | 229円 | リンク |
腸内で難吸収性の炭酸塩/重炭酸塩になり、浸透圧維持のため腸壁から水分を奪い、便を軟かくするとともに腸の蠕動を促します。
便が少量で硬いタイプの人によく効く種類の薬ですが、まずは便が固くなくてもこの種類の薬から試すことをおすすめします。
なぜなら、副作用が少ないからです。高率で腹痛や下痢が出ますが、後述する「刺激性の便秘薬」よりはマシです。
マグネシウム系の便を軟かくする薬では、便秘の患者さんが「1日1500mg(1回500mgを3回)」を服用したところ、53%が腹痛や下痢で量を調節する必要があったという日本からの報告があります。(1)
それでもう一度上の表を見てもらえませんか?そう、上の2種類は飲み方が「1日1回、最大で約2000mg」なんです。
初めて服用する人は、「1回1〜2錠 (330〜660mg)」から試すことをおすすめします。いきなり2000mgも飲まない方が良いでしょう。
効果が出るのには数時間かかるため、寝る前に飲んで翌朝下痢や腹痛にならなければ、添付文書通り増やして大丈夫です。逆に、便がゆるくなったら早めに減量 or 中止しましょう。長く効くので早めにやめないと下痢が数日続きます。
「コーラックファイバーplus」 (表の3番目)は成分含有量が控えめなので、添付文書通り飲んでもそんなに問題にはならないと思われます。しかも食物繊維が入っているので、便秘の病態的にも妥当な合剤市販薬ですね!
腎機能が悪い人は血液中のマグネシウム濃度が上がりやすいので、主治医に相談してから試してくださいね。
腸を刺激して動かす薬
腸を刺激して動かす薬には、セルフメディケーション税制「対応のものと非対応のもの」があります。分けて書いておきますね。
上でご紹介した「便をやわらかくする薬」が合わない場合に試してみてください。
セルフメディケーション税制対応
名称 | 特徴 | 1回あたりの最大成分 | 1日最大服用回数 | 1回あたりの価格 (2023.5 目安) | 販売サイト |
---|---|---|---|---|---|
ビューラック・ソフト | 15歳以上 ピコスルファートのみ | ピコスルファートナトリウム水和物 7.5mg | 1 | 21.6円 | リンク |
ビュースルー・ソフト | 15歳以上 ピコスルファートのみ | ピコスルファートナトリウム水和物 7.5mg | 1 | 不明 | ドラッグストアで買えるらしい |
ピコラックス | 15歳以上 ピコスルファートのみ | ピコスルファートナトリウム水和物 7.5mg | 1 | 24.4円 | リンク |
セルフメディケーション税制非対応
名称 | 特徴 | 大人の1日あたりの最大成分 | 1日あたりの価格 (2023.5目安) | 販売サイト |
---|---|---|---|---|
コーラック | 15歳以上 就寝前又は排便期待数時間前に水で服用 △妊婦 | ビサコジル 10mg | 23.3円 | リンク |
スルーラックS | 15歳以上 就寝前に水で服用 ✗授乳、△妊婦 | ビサコジル 15mg センノサイドカルシウム 40mg | 40.1円 | リンク |
スルーラック ファイバー | 15歳以上 就寝前に水で服用 ✗授乳、△妊婦 食物繊維が主成分でセンナ入り | プランタゴ・オバタ種皮末 2400mg センノサイドカルシウム 66.7mg ケイヒ末 100mg | 128円 | リンク |
ビタトレール センナ顆粒 | 7歳以上 朝夕内服 ✗授乳、△妊婦 | センナ末 1000mg | 23.9円 | リンク |
センナTs便秘錠 | 11歳以上 就寝前に水で服用 ✗授乳、△妊婦 | センナ末 750mg | 17.3円 | リンク |
麻子仁丸料エキス錠クラシエ | 15歳以上 1日3回食前又は食間に服用 ✗授乳、△妊婦 | 麻子仁丸料エキス粉末 1,800mg (マシニン2.2g, シャクヤク・キジツ・コウボク各1.1g, ダイオウ1.925g,キョウニン1.375gより抽出。) | 216円 | リンク |
大腸を刺激して蠕動を高め、排便を促します。
「ビサコジル」「ピコスルファート」「センナ」の効果はほぼ同じです。
腹痛や下痢で減量を要する頻度は、ピコスルファート < ビサコジル < センナで、32%〜85%の頻度です。(2)~(4)
「セルフメディケーション税制対応」なのはピコスルファートのみですし、まずはピコスルファートから試すことをおすすめします。
効きすぎて下痢や腹痛が出てしまう人は、少なめの量を使うか、「スルーラックファイバー」のような低用量で食物繊維と組み合わされているものを使うのが良いでしょう。
また作用時間が長いので、下痢になりそうだったら早めにやめないと数日下痢が続きます。
漢方薬で人間を対象とした質の高い臨床試験がされているのは、わたしの知る限り「麻子仁丸」(ましにんがん)のみです。「センナ」と同程度の効果があります。(5)
「大黄甘草湯」「桂枝加芍薬湯」「潤腸湯」などなど、便秘の漢方はたくさんあります。処方してみると、うまく合えばしっかり効く実感もあります。しかし科学的裏付けとなると、動物実験レベルのものが多いです。
その辺をご理解いただいた上で、試してみるのは良いかと思います。
即効性がほしければ坐薬・浣腸剤
便秘薬への反応性はかなり個人差があります。一応上でご紹介した2タイプは、効果が出るまで6時間以上かかる事が多いので、普通は寝る前に飲んで翌朝の効果を期待することになります。
でも「お腹が痛い!」「吐気までしてきた!」と、すぐに便を出したいこともありますよね。
そんな場合にはまず下記をチェック。その腹痛は便秘が原因ではないかもしれません。こんな場合には病院にいくことを検討してください。
大丈夫でしたか?
では、即効性のある坐薬・浣腸剤をご覧ください。
名称 | 特徴 | 効果が出るまでの時間 | 大人の1回あたりの成分 | 1回あたりの価格 (2023.5目安) | 販売サイト |
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オイレスA | 12歳以上 △妊婦 | 5-60分 | ビサコジル 10mg | 83.9円 | リンク |
コーラック坐薬タイプ | 12歳以上 △妊婦 | 15-30分 | 炭酸水素ナトリウム 0.5g 無水リン酸二水素ナトリウム 0.68g | 88円 | リンク |
イチジク浣腸30 | 12歳以上 △妊婦 シリーズには、少量の製剤で 0歳から使用可能なものもある | ただちに | グリセリン 15g | 83円 | リンク |
どれでも効果は大差ありません。浣腸剤より坐薬の方が取り扱いは簡単かもしれませんね。
便秘薬の注意点
何日便が出なかったら便秘なの?
実は便秘の定義はすごく難しいんです。
排便に関する指標は、「便の硬さ」「どれくらいいきむ必要があるか」「排便の頻度」がありますが、どの点で便秘を感じているかは人によって様々です。
ある報告だと「自分は便秘だ」と評価している人の最大60%に「毎日排便があった」そうです。(6)
必ずしも、排便の回数だけが便秘の指標ではないわけですね。しかし排便回数以外の指標は主観的なので、数値化して比較するのが難しいです。
それをご理解頂いた上で、今1番広く使われているローマ基準Ⅳを(ちょっと意訳して)ご紹介します。
「過敏性腸症候群」云々は少しむずかしいので、省略して考えてもらって大丈夫です。「排便のたびに腹痛が強い」「薬を使わなくても下痢と便秘を繰り返す」などが「過敏性腸症候群」寄りの症状です。
薬の臨床試験は、こういう基準を目安に患者さんを集めています。だいたいこれを目安に、薬を使うかどうかを考えてください。
「これには当てはまらないけど、いまひとつスッキリしない」というような人もいると思います。おそらく「便の硬さ」「残った感じ」などに問題があるものと思われます。
そういう人に便秘薬がどれくらい効くかは未知数です。まずは別エントリーでご紹介する「生活の改善」に取り組んでいただき、便秘薬は補助的に併用と考えてください。
ちなみに「毎日便が出たほうが良い」というのは、全くの迷信です。週3回は排便があるなら、医学的には回数は担保されています。「便の硬さ」「残った感じ」などを改善するために便秘薬を試すのは良いですが、生活習慣の改善にも同時に取り組んだほうが良いでしょう。
どういう時に病院に行ったらいいの?
まず、お腹が痛くでつらい場合についてです。上にも書きましたが、腹痛の原因が便秘とは限りません。
こんな場合には病院に行きましょう。「内科」「消化器内科」もしくは「救急外来」でも大丈夫です。
あとは、こんな便秘に注意が必要です。
便秘が続く場合には、日中に「内科」「消化器内科」を受診すると良いでしょう。救急外来を受診しても便秘症の精密検査はできません。
もちろん、下痢と便秘を繰り返したりして市販薬でうまく排便のコントロールができない場合にも、日中の受診を検討してください。
薬で便秘になるって聞いたんだけど・・・
薬の中には、副作用として便秘をきたすものがあります。そういう薬はすごく多いので、全てを書くことはできませんが、よく使われるものだと下記があります。
一時的に使うだけで必ず便秘になるわけではありません。
しかし便秘薬を始める前に、この辺の薬を常用していないか確認をお願いします。
便秘薬はクセになるって聞いたけど・・・
「刺激性の便秘薬は耐性や依存性があるので連用してはいけない」とはよく書いてあることです。
しかしこの点はデータ不足しており、現時点で言えることはこれだけです。
みなさんが1番心配しているのは
便秘薬を常用すると、薬なしでは便が出ない体質になっちゃうんじゃないかな?
ということかと思います。端的な答えはこうです。
- 普段健康な人が月に数日便秘薬を使うくらいなら、心配しなくていいです
- 便秘薬はそもそも「根治的な治療」ではないので、当然薬をやめれば元の実力に戻ります
- なので生活習慣の改善にも同時に取り組みましょう
刺激性便秘薬のピコスルファートを連用している人の3分の2が「増量したことがある」という報告もあります(9)。しかし1年未満の連用では「増量」は稀で、「増量」している人の多くは20年以上連用しています。
高齢者ほど便秘が多いのは事実です。20年経ったら、単に年をとって腸の実力が落ちてきたという可能性もあるわけです。
脊髄損傷で便が出せない患者さんを調べた報告もあります。これなら加齢による変化の影響は少ないですね。結果、刺激性便秘薬のビサコジルを2~34年使っても効果は変わりませんでした。(10)
刺激性便秘薬から食物繊維や他の便秘薬に切り替えられたという報告も複数あります(11)
なので個人的には「月に数回、刺激性の便秘薬を使うことは心配いらない」と考えています。
ただし、毎日便が出る必要はありません。週に3回以上出ているなら、排便回数は問題ありません。
「便の固さ」「残った感じ」「いきみ」などを改善するために、便秘薬を試すのは構いませんが、まずは生活習慣の改善から取り組み、便秘薬は補助的に使いましょう。
依存性についてもコメントしておきます。便秘薬が脳に移行することはありません。依存するとすれば心理的依存です。「毎日便が出たほうがよい」という思い込みも心理的依存につながります。パチンコ依存や強迫性障害と似ているのかもしれませんね。
「ダイエット茶」みたいなサプリメントを含めると、下剤を乱用している人は多いです。ダイエット目的だったり、排便後のすっきり感が目的だったり様々です。
「ダイエット茶」を飲んでいる人は、一度成分表示を確認してみてください。「センナ」「ダイオウ」あたりが入っていませんか?それは刺激性下剤です。
下剤で体重が減るのは残念ながら健康的ではありません。
まとめ
上記で紹介した「便秘薬の選び方」を実践すると、自分でできる中では最大の効果を得られるはずです。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
便秘薬は下痢や腹痛などの副作用も多いです。大切なのは「Do No Harm (害をなしてはいけない)」です。
自分でできることは自分で、悩む場合はぜひ医療機関を受診してくださいね!
併せて読みたい
参考文献
(1)Morishita D, Tomita T, Mori S, Kimura T, Oshima T, Fukui H, Miwa H. Senna Versus Magnesium Oxide for the Treatment of Chronic Constipation: A Randomized, Placebo-Controlled Trial. Am J Gastroenterol. 2021 Jan 1;116(1):152-161. doi: 10.14309/ajg.0000000000000942. PMID: 32969946. https://journals.lww.com/ajg/Fulltext/2021/01000/Senna_Versus_Magnesium_Oxide_for_the_Treatment_of.27.aspx?context=FeaturedArticles&collectionId=5
(2)Kamm MA, Mueller-Lissner S, Wald A, Richter E, Swallow R, Gessner U. Oral bisacodyl is effective and well-tolerated in patients with chronic constipation. Clin Gastroenterol Hepatol. 2011 Jul;9(7):577-83. doi: 10.1016/j.cgh.2011.03.026. Epub 2011 Mar 25. PMID: 21440672. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1542356511003235
(3)Mueller-Lissner S, Kamm MA, Wald A, Hinkel U, Koehler U, Richter E, Bubeck J. Multicenter, 4-week, double-blind, randomized, placebo-controlled trial of sodium picosulfate in patients with chronic constipation. Am J Gastroenterol. 2010 Apr;105(4):897-903. doi: 10.1038/ajg.2010.41. Epub 2010 Feb 23. PMID: 20179697. https://journals.lww.com/ajg/Fulltext/2010/04000/Multicenter,_4_Week,_Double_Blind,_Randomized,.33.aspx
(4)Kienzle-Horn S, Vix JM, Schuijt C, Peil H, Jordan CC, Kamm MA. Comparison of bisacodyl and sodium picosulphate in the treatment of chronic constipation. Curr Med Res Opin. 2007 Apr;23(4):691-9. doi: 10.1185/030079907x178865. PMID: 17407625. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17407625/
(5)Zhong LLD, Cheng CW, Kun W, Dai L, Hu DD, Ning ZW, Xiao HT, Lin CY, Zhao L, Huang T, Tian K, Chan KH, Lam TW, Chen XR, Wong CT, Li M, Lu AP, Wu JCY, Bian ZX. Efficacy of MaZiRenWan, a Chinese Herbal Medicine, in Patients With Functional Constipation in a Randomized Controlled Trial. Clin Gastroenterol Hepatol. 2019 Jun;17(7):1303-1310.e18. doi: 10.1016/j.cgh.2018.04.005. Epub 2018 Apr 12. PMID: 29654915. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1542356518303410 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29654915/
(6)Sandler RS, Drossman DA. Bowel habits in young adults not seeking health care. Dig Dis Sci. 1987 Aug;32(8):841-5. doi: 10.1007/BF01296706. PMID: 3608732. https://link.springer.com/article/10.1007/BF01296706
(7)Ghadially FN, Walley VM. Melanoses of the gastrointestinal tract. Histopathology. 1994 Sep;25(3):197-207. doi: 10.1111/j.1365-2559.1994.tb01319.x. PMID: 7821887. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1365-2559.1994.tb01319.x https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7821887/
(8)Roberts MC, Millikan RC, Galanko JA, Martin C, Sandler RS. Constipation, laxative use, and colon cancer in a North Carolina population. Am J Gastroenterol. 2003 Apr;98(4):857-64. doi: 10.1111/j.1572-0241.2003.07386.x. PMID: 12738468. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0002927003000509 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12738468/
(9)Bengtsson M, Ohlsson B. Retrospective study of long-term treatment with sodium picosulfate. Eur J Gastroenterol Hepatol. 2004 Apr;16(4):433-4. doi: 10.1097/00042737-200404000-00014. PMID: 15028981. https://journals.lww.com/eurojgh/Fulltext/2004/04000/Retrospective_study_of_long_term_treatment_with.14.aspx
(10)Ruidisch, M.H., Hutt, H.-J. and Konig, E. (1994) Laxanzien-langzeittherapie mit bisacodyl. Wirksamkeit und vertraglichkeit bei patienten mit rückenmarkverletzungen. Arztliche Forschung, 41, 3-8. https://www.scirp.org/(S(351jmbntvnsjt1aadkozje))/reference/referencespapers.aspx?referenceid=933759
(11)Kinnunen O, Salokannel J. Constipation in elderly long-stay patients: its treatment by magnesium hydroxide and bulk-laxative. Ann Clin Res. 1987;19(5):321-3. PMID: 3126699. https://europepmc.org/article/med/3126699